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新蒸留研究所

​ジンの香りの原点に関する研究

​ジンの原型といわれるジュネヴァは薬用酒であった。ジュニパーベリーの爽やかな香りが人々を魅了し、やがてそれは嗜好品となる。

​ジンを、ジンたらしめる香り。その成分の見極めこそが、この研究の目的である。ガスクロマトグラフィーによる香気分析の結果、ジュニパーベリー由来のα-ピネンをはじめ、リナロール、d-リモネンなどが多くのジンに共通する成分であることがわかった。

このジンの骨格をなす香りを、できるだけ少ない種類のボタニカルで実現しようとしたのが本品である。また官能評価では、加える水の硬度などの質が香りの感じ方に影響を与えることが視察.された。これもジンの.香り奥深い魅力を探求するうえで、見逃せない点である

本品は飲食店専売品です

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​緑茶の香気抽出に関する研究

​茶は世界中に普及する嗜好飲料であり、製造方法の違いから、紅茶は発酵茶、烏龍茶は半発酵茶、緑茶は不発酵茶に分類される。なかでも緑茶は、茶摘みのあと速やかに加熱し発酵を止めるため、新緑の爽やかさと渋みを含む甘い香りを味わうことができ、古くから日本で親しまれている。本研究は、この緑茶の代表的な香気成分を抽出する条件の検討を目的とした。その結 果、茶葉に含まれる香気成分は品種によって異なるこ  と、さらには抽方法、特に温度条件は得られる香気成分に大きく影響することがわかった。これらの条件探索から得た知見を活用し、緑茶葉5種を組み合わせ、青々とした茶畑を感じさせる緑茶特有の渋みと爽快な甘みを有するスピリッツの製造に成功した。

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